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コントラバスと歌う日々

アマチュアのコントラバス奏者が好きなことを書くブログ

佐渡裕さんが指揮する第九を聞きに行った

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以前、佐渡裕さんが指揮する第九を聞きに行く機会がありました。佐渡さんといえば「一万人の第九」で有名なので、どんな指揮をされるのか直接見て見たかったのです。(今回、聞きに行ったのは一万人の第九ではありません)

 

実際、客席から見てみると、佐渡さんの指揮の迫力がひしひしと伝わり、とても感動しました。

佐渡さんは、本当に素晴らしい指揮者だと感じました。

 

佐渡さんの指揮の魅力を書いていきます。

 

参考に一万人の第九の動画を添付しておきます。


1万人の第九 2014

 

佐渡さんの指揮から、客席に向けての言葉が聴こえる

実際に客席に座って感じたことです。佐渡さんの指揮から、客席に向かって無言の、しかし、力強いメッセージを感じるのです。

 

「あなた方は、この曲に必要な存在です」

「あなた方がいなければ、この曲は全く別の曲になるのです」

「あなた方の息づかいが、眼差しが、心の動きが・・・、存在そのものが、今日のこの曲を作っているのです」

「今日、あなた方と出会えたことに、心から感謝します」

 

佐渡さんの指揮を見ていると、こんな言葉が次々と心に浮かんできます。音楽を通して心と心で会話をしている気持ちになるのです。

 

佐渡さんのオーラを感じる

佐渡さんがテレビに出演されてた時に、本人が話していたエピソードです。

 

佐渡さんは、自分が指揮をしている演奏会で、知人が遅れて会場に入ったきたことが分かったそうです。指揮をしているとき、佐渡さんは、後ろを向いているので、客席は見えないはずです。それが、「見なくても分かった」そうです。

 

それを聞いたとき、私は、意味が分からず、テレビの前で首をかしげていました。

しかし、今回、実際に客席に座ってみて、その意味が分かりました。

 

佐渡さんのオーラというか、雰囲気がとても大きいのです。会場いっぱいが佐渡さんの気で満たされている感じです。

 

感覚でしかないので、言葉にするのは難しいのですが、佐渡さんが、空間に全神経を集中させて、アンテナを張っている感じです。

 

なんとなく、「ああ、これなら指揮をしていて、客席を見なくても、分かるかもしれない」と思いました。

 

このアンテナを張っている、という状態が、観客を曲に引きこむ強烈な力になっているのだと思います。

 

観客である自分も曲の一部だと実感できる

 

佐渡さんが指揮をすると、観客である自分も、この曲の演奏に参加している気持ちになるのです。

 
もちろん、音は出していないのですが、観客としてこの曲を演奏している、という不思議な感覚になるのです。
 
オーケストラ、指揮者、観客の全員で第九を歌っている、という感じです。会場との一体感は、まるで、全員昔からの仲間だったかのようです。
 

 

何度も演奏会に行ったことがあるのですが、初めての感覚でした。心に残る素晴らしい演奏会でした。