言いたいことは山のごとし(^^)

コントラバスと歌う日々

アマチュアのコントラバス奏者が好きなことを書くブログ

楽器を練習してるところって、周りから見てたら面白くないんだろうな、と思う

例えば、こんな場面を思い浮かべてみてください。

 

腕の立つ演奏家が、自分の家の近くに引っ越してきました。あなたはクラシック音楽が大好きです。その演奏家が舞台で演奏している場面を見て、感動したことがあります。

 

その演奏家の練習をいつも、家の近くで聞くことが出来る。

 

こんな時、「家の近くで、あの演奏家の演奏を聞くことが出来る。なんて幸運なんだろう」と思いますか?

 

意外と、そうではないかもしれませんよ。

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曲を通すのは、練習の最後に数回だけ

演奏家が、曲を練習していたとして、曲らしく聞こえるのは、ほんの数回だけです。

 

それ以外は何をしているか?

部分練習をしています。

 

あるプロの演奏家は、「難しいフレーズを弾くときは、何度も同じフレーズを練習する。完璧に演奏できるようになるまで、弾き込む」と言っています。

 

つまり、練習時間のほとんどは、自分が上手く弾けないところを抜き出して練習する時間に当てているのです。これでは、曲には聞こえません。

 

私は、レッスンの先生にも「曲を練習している時に、通し練習をするのは、最後の1回だけで良い」と言われたことがあります。

 

 

楽器の練習は、繰り返しが多い

あと、曲の練習だけでなく、基礎練習も、周りから見てると、つまらないです。

 

全く同じことを、繰り返しているように見えるからです。

 

ただ、演奏家本人は、10回、同じ場所を練習していたとしても、10回とも、違うことをしています。

 

1回目は弓の動かし方を変えてみる。

2回目は弓のスピードを変えてみる。

3回目は弓を使う量を変えてみる。

という感じです。同じことをしているように見えても、毎回、別の課題に取り組んでいるのです。

 

でも、結局、周りの人が聞いているのは、同じフレーズの繰り返しです。普通の人は、聞いていて、うんざりすると思います。

 

さらに面白くない練習

多分、周りの人が聞いていて、一番面白くない練習です。

 

例えば、レとソの音程が取りにくくて、毎回ズレてしまうとします。

 

そうすると、レとソの2つの音を延々、繰り返して弾き続ける練習をするときがあります。

 

弦楽器は、ピアノのように、鍵盤をたたけば、音が出る、という訳ではありません。

音のある場所を、自分で把握していなければ、音程がずれてしまいます。

 

なので、2つの音の距離を体に覚え込ませる為に、レとソをずっと弾き続けるのです。

 

レとソの音だけ、ずっと聞こえてくる。これは、聞かされると辛いだろうな、と自分でも思います。

 

まとめ

演奏家の練習は、聞いていてつまらないと思う理由を書いてみました。

 

演奏家本人は真剣に練習していますが、聞いていたら、苦情を言いたくなるような、音が聞こえてきます。

 

こんな練習を繰り返して、舞台では、演奏家は、見事な演奏をしているのです。

 

舞台上の優雅な姿を見ていると分かりませんが、楽器の練習って、案外、地味なことの繰り返しなんですよ。