言いたいことは山のごとし(^^)

コントラバスと歌う日々

アマチュアのコントラバス奏者が好きなことを書くブログ

若い演奏家に向けて。50代のアマオケ団員から聞いた「年を重ねながら音楽活動を続けるということ」

なかなか更新が出来ず、すいません。読みに来てくださる方がいて、本当に有難いです。

新しい生活に少しずつ慣れてきましたが、しばらくは、あまり頻繁に更新できないかもしれません。気が向いた時に読みに来て頂けたら、嬉しいです。

 

さて、今日の話題について、書きたいと思います。

 

私が所属していたアマオケのコントラバスパートのトップは、長年アマオケで音楽活動をしている人でした。

演奏が上手で、色んな演奏団体から引っ張りだこの、とても頼りになるトップでした。

 

ただ、そのトップの年齢は、50代。コントラバスパートで食事に行ったときに「自分も、もう50代か。良い年だな」とか言っていました。

そんなことをしみじみと言うなんて、若いときと今と、演奏するときに何か変わったことがあるのかな?そう思い、トップに聞いてみると、やはり、演奏するときに、昔と違い融通が効かなくて、不便を感じる場面がある、とのこと。

 

どんなことに不便を感じるのかってことについて、熱く語って下さったので、若い方に、50代演奏家の熱い思いをシェアしたいと思います。

f:id:gbassmusic:20180831160500p:plain

1、老眼が辛い

年を取ると目が見えなくなります。いわゆる老眼ってやつですね。譜面なんて若い人とは違って、拡大コピーして使ってたりするわけです。それで若人から、笑いながら突っ込まれても、見えないんだから、どうしようもない。こうやって、コピーの拡大機能は、たくさんの演奏家を、陰ながら支えているんです。

 

2、体力が落ちる

「コントラバスは大きな楽器だし、運搬が出来なくなったときが楽器のやめどきだな」

エキストラに行ったときに、ベテランのアマオケのコントラバス奏者が仰った言葉。なんだか哀愁が漂っており、心に染みて、ずっと耳に残ってます。

演奏するのも運搬するのも体力が必要。演奏を続けるというのは、少しずつなくなっていく体力の限界との勝負なんです。

 

3、反応がにぶくなる

「あの人も昔はもう少し反応が良かったんだけどなあ」60代のコントラバス奏者について、トップが言っていた言葉。反応が良い、というのは、おそらく「ここはもう少し大きな音で」とか「鋭い音で」とかいう指示に素早く対応出来る、ということだと思われます。あるアマオケの指揮者も、お年を召して、指揮をするスピードが遅くなってしまった、と団員から聞きました。

年を取ると、若いときと違って、反応の速度や感度が変わってくるようです。

 

4、手を抜いて演奏するようになる

「昔は全力で演奏していたけど、今はある程度、手を抜いて演奏している。言い換えると、テクニックを使って演奏している。そうしないと長い時間演奏できなくなった」とのことです。

テクニックに頼る理由は、体力が落ちるのもあるけど、記憶力が悪くなる、集中力がなくなってくる、気力が持たない、などが理由かなと思います。

 

 

あまり書くと胸が締め付けられそうな気持ちになるので、ここらへんでストップ。

 

年を取ると、不便なことも多くなりますが、本人はまだまだアマオケで演奏を続ける、と言っていました。

実際、私が所属していたアマオケには、70代の団員もいたし、世界には80代のプロ演奏者もいます。

ということは、年齢は、演奏活動を続ける上で、致命的な障壁にはならない、ということですね。

 

ところで、年を取ると大変なこともありますが、良いこともあります。経験が蓄積されるんです。

年を重ねて、経験豊かになったお陰で、演奏の表現の幅が広がったり、音楽に対する理解が増したりするというわけです。

 

私の周りのベテラン演奏家たちは、知識量が多いし、楽器や音楽のことについて詳しいので、話していて本当に勉強になります。

 

あとは、アマオケ経験が長いと、同じ曲を何回も演奏することになるから、それも良い勉強になるみたいですよ。

 

年を取ることは音楽を辞めなければならない理由にはならないし、悪いことばかりじゃありません、って希望を残しておいて、この話を締め括りたいと思います。